2009年09月21日

にゃんの助のこと

にゃんの助は、去年の9月12日の夜中、お酒を飲んだ帰り道で拾った。
あまりの汚さと臭さとやせっぷりに驚いて拾ったのだが、うちに連れて帰ってみたら、夜目で見るよりもっと汚かった。

獣医さんに診てもらったら、ひどい口内炎があるとの事。
猫の口内炎は治らないとの事。
毎月、ステロイド注射を打って、痛みを止めないとエサが食えないとの事や、その注射の副作用で糖尿病になる事。
そしてだんだん、注射が効かなくなってしまう事。等、教えてもらう。

それから、毎月ステロイド注射を打ち、薬が効いているうちは、にゃんの助はなんでも食べた。
特に刺身が好きで、マグロが好きだった。

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しかし、それも最初のうちだけで、注射は毎月一回から2ヶ月で3本打つようになる。

薬事法がかわった事で、それまでは簡単に手に入っていたステロイド注射も手に入りにくくなり、一本一本が大事になってきた。
それでも獣医さんは、野良猫を拾って育てているという事で、にゃんの助に優先して打ってくれていた。

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注射の効き目が切れかけたときは、メドロールという錠剤を毎日1錠ずつ飲ませてなんとかしのぐ。

それもだんだん効かなくなって、にゃんの助はほとんど食えず飲めず、血まじりのよだれを垂らし、腐ったような口臭を放つようになる。
部屋中が、にゃんの助の臭いでいっぱいになる。

9月16日夜、友人と飲んで家に帰り一息ついていたら、テーブルの下に寝ていたにゃんの助がヨロヨロと立ち上がり、向かいにあるゲージまで歩いて行った。
そして、泡を2回吐き、ゴトッと音を出して倒れる。
4本の足はまっすぐにのびていた。

気配がただ事ではないので、慌てて顔を見ると瞳孔が開きかけていた。
体を触ったら、とても冷たい。激しく痩せていて、鳥の骨のようだ。
小さな毛布で体をくるみ、抱いてさする。
にゃんの助が意識を失わないように、体を揺らしたり、声をかけたりして、トーマスが仕事から帰るのを待つ。

トーマスが帰って来て、急いで抱いて温める。
にゃんの助はトーマスが好きだったので(よく刺身をあげていたから)声を聞いたら、ちょっと復活したようだ。また、刺身をもらえると思ったらしい。

トーマスはにゃんの助を抱きながら、堅焼き醤油せんべいを食べた。
せんべいの臭いが部屋中に漂い、にゃんの助の瀕死の意識が戻る。
なんと、いじきたないのだ。

それから、私たちはにゃんの助をかかえてベッドで寝た。
にゃんの助は気持ち良さそうで、なんだか助かるような気がした。

朝、にゃんの助はわりと元気だった。
注射をしてもらったら、きっとますます元気になるだろう、と、急いで往診専門の獣医さんに電話をする。

様態が急変。
また、瞳孔が開き始める。
毛布でくるんで抱いていたのだが、すごい力で足をジタバタと動かし失禁した。

獣医さんが来る。
「ひどい脱水状態を起こしている。あと2〜3日早ければ」と言われる。
即効性のあるステロイド注射をうったのだが、効き目がない。
「これは、あと1〜2分だね」と獣医さんが言い、にゃんの助はまた体を反らせて足をバタバタさせる。
最後の痙攣の後、脱力。
にゃんの助は、死んでしまった。

死んでから獣医さんが目を閉じようとしたが、もう死後硬直が始まっている。
「普通は死んでから1時間くらいは柔らかいんだけど、この子、早いね!あっという間に死後硬直がはじまってるよ!」と獣医さんが驚く。

骨皮ゾンビになっていたにゃんの助は、死後硬直も早かった。
もしかして、本当は夕べのあのときに死んでいたのかもしれない。
せんべいのニオイで生き返ったのだ。
食い意地の勝利である。

去年の9月12日に来たにゃんの助は、今年の9月17日の朝に死んでいった。

19日朝、軒下に埋める。
にゃんの助の上に、シクラメンを植える。
来年も咲きますように。



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にゃんの助がいつも寝ていた小さな毛布。
失禁してしまったので洗った。
これでくるんで埋めました。
posted by ネコノビッチ at 18:43| 東京 ☁| Comment(19) | TrackBack(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月17日

にゃんの助メス

みなさま、コメントありがとうございます。

にゃんの助、さっき死んじゃいました。
最後までなにもできなくて、とても残念です。

みなさま、ありがとうございました。
posted by ネコノビッチ at 10:05| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月14日

にゃんの助 具合はいかがですか?

目が覚めたらにゃんの助が死んでいるのではないかと、毎朝確認する。

にゃんの助はいよいよ体調が悪いらしく、顔つきが変わって来た。
腎不全で死んでしまったズビがこんな顔をしていた事を思い出す。

ニャンの助(メス)は去年の今頃、駐車場にいたところを、あまりの臭さと汚さと痩せ具合に驚きウッカリ拾って来てしまった猫だ。
よだれがひどく、口内炎を煩っているらしい。
猫の口内炎は治らない病気らしく、大半はエサが食えなくなって死んでいく。

拾って以来、毎月ステロイド注射を打って口内炎の痛みを抑え、エサも元気に食っていたのだが、その注射もだんだん効き目が弱くなり、かといって、効き目を保つために頻繁に打っていい注射でもなく、仕方ないので痛み止めの錠剤を飲ませて騙し騙ししてきたのだ。
それも、もう限界か。

今、ニャンの助は口から薄赤いよだれをダラダラたらし、テーブルの下で寝ている。
ほとんど動かないし、ほとんど食えない。
内臓が腐ってるのではないかという、ひどくすえた臭いを放っている。
窓を開けて風を入れると、ニャンの助の臭いで部屋が充満してしまう。

半月前に打ったステロイド注射は一週間で効き目が切れた。
錠剤もほとんど効き目がない。
体は以前にも増して細くなり、羽のように軽い。

この冬を越せるかどうか、と考えていたが、無事に冬を迎えられるのかどうか危ういところだ。

頑張ってほしい。

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posted by ネコノビッチ at 21:06| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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